Bob Dylan”A COMPLETE UNKNOWN”

日本に帰ってくる機内でBob Dylanの”A COMPLETE UNKNOWN”を観ました。ちょうどNewportに滞在していたし、この飛行機という閉鎖感の中でこの映画を観るのも悪くないと思いながら。

私はそんなにBob Dylanに熱を上げて聴いていたわけではないけれど、彼を囲む人間関係に好きなミュージシャンが名を連ねていたしこの機会にと思いながら。もちろん知っている曲がほとんどだし、彼の生き方に多くの人が共感する理由が分かる気がした。
“アメリカ人”と一言でいってもそこには複雑な問題がいくつもあって、それを変えていこうとした人の中には当然ミュージシャンもいたわけで。激動の時代に煩悩されながらも、多くの民衆にそれを自分の言葉で歌い問いかけながら生きている人生、しかもその音楽が時代の先を詠んでいる。いったら、今だって世界は激動の中にあるんだと思う。
”日本人”ももう少し自分達のそれに声をあげてもいいんじゃないかと帰国してすぐ肩で風を切って歩いてみた。風に吹かれながら(´◡͐`)

映画の冒頭、彼が影響を受けたWoody Guthrieが出てきて思い出した。Blueside of Lonesomeで”Oklahoma International Bluegrass Festival”に出演していた頃、 『Woody Guthrie Center』を訪問し、彼の音楽と人生も学んだんだけれど、彼がその後のミュージシャンに与えた功績もやはり並ではない。そんな『Woody Guthrie Center』が、私達を投稿してくださった事を思い出した。オクラホマを代表するミュージシャンは数知れず。この土地もまた特別な歴史の上にあり、それを理解し合おうと暮らす人達で築かれた州なので、訪れた人は忘れる事のできないホスピタリティを受けるでしょう!

時代に愛されたスター達は、時に権力に嫌われながらも命をかけて生き続ける。いや、好きなことをやり続けているだけなのか。どちらにしても魅力的だ!

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