リアノン ギデンズ&フランチェスコ トゥリッシ

ブルーノート東京 ”リアノン ギデンズ&フランチェスコ トゥリッシ”最後まで息を殺して、アメリカ大陸に渡り”彼ら”の作り上げた音楽にただただ圧倒されました。全公演終わったから少しばかり感想を、、

2016年の来日公演時より、さらに自国と自身の音楽を追求している印象を受けました。日本もしかりどの国にも光と影の歴史があり。飾らない彼女がスッとステージに立ち、クロウハンマーで弾くバンジョーと凛とした歌声(まるで語り部のよう)にベースの弓音、アコーディオンの響き、ずっと一音で続くその音楽に彼女の表現するアメリカ音楽の傷みすら感じました。楽器をフィドルに替えたり自在に曲の表情を変える彼女と、フランチェスコの指が人より多いんじゃないかと思うくらいな笑、繊細で正確な中に豊かなリズムが恐ろしいくらい胸に入ってきて。ずっとステージ上だけに大きな空気の流れが出来上がっているよう。まるで宇宙。途中1920年の曲を演奏するもそれが最新な感じを受けるくらい深掘りな音楽を体感し、さらに彼女が好きな日本語曲をもあの流れに浮くことなく上手く乗って(とても綺麗な日本語の表現をしてた!)、最後はやはり今の世界、世界中の闇に苦言を指し、”彼ら”がアメリカで立ち上がり力を合わせた時の歌を歌い会場も合唱。

アフリカ大陸からアメリカ大陸に渡ったバンジョー。その時連れて行かれたのはバンジョーだけでなかった歴史を痛切に感じ、日本とは異なる国のはじまり、音楽のはじまりを本で読んだり勉強するより、リアノンの音楽から知ることができた。

終演後、一緒に行ったにっぽん丸チーム(精ちゃん不在)で感想を述べ合い余韻に浸っているところにリアノンが楽器を片付けに現れちょっとお話しを!(にっぽん丸の打ち上げさながら、また涼、沙紀と楽しかった🤍 もう家族的な感覚です笑)

好きなアーティスト、大きなドームなどよりやっぱりブルーノートみたいにステージの動きが見て取れる、音楽を味わえる、のがいいな。危うく見逃すところをお声かけていただき、むつみさんありがとうございました(´◡͐`)

Rhiannon Giddens (vo, banjo, vln)
Francesco Turrisi (p, acc, tamb, frame drum)
Jason Sypher (b)

Special Guest:
Kaoru Watanabe (per,fl)

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